先進理工ラボリーダー

先進理工の「顔(Lab Leader)」。目線は世界へ
  • LAB AAA
    人工心臓弁の生体外評価法の開発
    研究内容
    心臓弁疾患には現在大きく分けて弁形成術と人工弁置換術が存在する。私は人工弁置換術において用いられる人工弁の抱えている課題点を克服する新しい人工弁の開発を行っております。私は国際的標準規格を基に新しい人工弁ならではの試験法を、体循環を模擬したシミュレータを用いた水力学的特性試験、生体内圧力を模擬した有限要素解析による応力算出を中心に研究を行っています。
    研究室紹介
    Another EBM
    近年、Evidence Based Medicine (EBM)という言葉が医師の間で認知されるようになり、今までの経験則に基づく治療から客観的データに基づく治療へと医療行為は変遷しつつあります。当研究室では工学に基づいた医学(Engineering Based Medicine)を提唱しています。このAnothor EBMを基に複数分野にまたがる研究を行っています。
    ラボリーダーとして
    後輩に「研究の楽しさ」を伝えたい
    梅津研究室という歴史のある研究室のリーダーとして後輩に「研究の楽しさ」というのを示せるような存在になりたいと考えています。自分のポリシーとしては後輩のことを後輩と思わず、一研究者として接することで、お互いに切磋琢磨し、新しい意見を取り入れながら研究を行うようにしています。様々なフィールドの人たちの意見を取り入れながら社会に貢献できる技術に成長させていきたいと考えています。
    自己PR
    複数分野の橋渡しとしての工学的立場
    私は研究の一環として臨床手術に立ち会う機会が多いです。その中で執刀医より頂くアドバイスを基に、新しい手術具の開発や、医療機器の改良への指針建てを行っています。この中で医師と工学者の橋渡し、また改良を行う上での、医師と材料工学者への橋渡し、等を行っています。この、複数分野がまたがる医工学分野において、橋渡し的役割をはたせるのが私の強みです。
  • LAB AAA
    相同ヌクレオソーム間の選択的相互作用における
    DNAメチル化の影響
    研究内容
    二本鎖DNA同士、あるいは相同DNAからなるヌクレオソーム同士は、生理的濃度のMgイオン存在下で自己集合することが明らかになっています。一方でDNAのメチル化はエピジェネティックな発現制御に深く関わる要素として知られています。私は自己集合にDNAのメチル化がどのように関わっているのか、を調べる為の研究を行なっています。ここでの成果はクロマチン凝縮のメカニズムを解明する手がかりになると期待されます。
    研究室紹介
    生命現象の面白さを探求する
    大山研究室ではゲノム収納、遺伝子発現制御、遺伝子の環境応答などの分子機構を解明するために、様々な分野の技術を動員して研究を行っています。一方で、旅行やハイキングなどの“年中行事”も充実しており、「やるときはやる、遊ぶときは遊ぶ」というメリハリのある生活を送っています。常識に捕われることなく、その道のパイオニアとして走り続けるためにメンバー全員がお互いを高め合いながら研究を進めています。
    ラボリーダーとして
    皆が活発に議論し合える環境づくりを
    研究において重要なことは下を見る事ではなく、上を目指す事です。それには皆で議論し合い、より良いものを創造する力を養わなくてはなりません。これにより多角的視野で物事を捉えることの大切さを学び、人間力を培うことにも繋がると考えています。私はラボリーダーとして、全体を見渡しながら、個人個人にも目を向け、縦と横の繋がりを深めるだけでなく、研究室の垣根を越えた交流を目指し、さらに活気ある研究室にしたいです。
    自己PR
    研究と真摯に向き合う楽しさ
    これまでの2年間、私は研究の面白さだけではなく難しさを実感してきました。それでも研究と向き合い続けることができたのは仲間の存在があったからです。ときには意見をぶつけ合い、互いを支え合い、一緒に笑い合うことで、研究と真摯に向き合ってきました。この2年間で得た仲間は私にとって一生の宝物です。これからはラボリーダーとして、周りを巻き込み、研究と真摯に向き合う楽しさを伝えていきたいと考えています。
  • LAB AAA
    冷温帯アカマツ幼齢林と老齢林におけるNEPの経年変化
    研究内容
    森林生態系の炭素収支は林齢によって異なるとされ、幼齢林(0~10年生)では特に大きく変化すると予想される。林齢差が生態系純生産(NEP)に及ぼす影響を同一気候帯、樹種において比較した研究は少なく、幼齢林に着目した研究も少ない。本研究では、冷温帯のアカマツ幼齢林と老齢林に注目し、バイオメトリック法によりNEPを算出し、経年変化を比較する。
    研究室紹介
    生態系における物質循環
    近年、大きな社会問題となっている地球環境の悪化は突然起こるのではなく、地域における物質循環の遅滞過剰、あるいは生態系機能の弱体化によりもたらされます。このような現象を理解するためには、生態系を構成する生物と環境との関わりを科学的な視点から解明する必要があると考え、?森林における炭素循環・水循環の機構の解明、?放牧草原における温室効果ガスの固定・放出機構の解明、等のテーマに焦点を当てています。
    ラボリーダーとして
    研究の活性化のために
    小まめに情報を発信し、研究室外にも私達の活動を知ってもらうきっかけ作りを行うと同時に、お互いに良い影響を与え合って、研究活動を活発にしたいです。
    自己PR
    毎月の調査合宿の中で
    当研究室では毎月野外での調査合宿を行います。自然相手のため、思うように実験が進まないこともあります。その中で、それぞれが助け合うよう予定を管理することをはじめ、生活面でも気持ちよく集中して研究できる環境づくりに尽力したいと思います。
  • LAB AAA
    シアノバクテリアにおける緊縮応答が光合成へ与える
    影響の解析
    研究内容
    生命活動に支障をきたす環境で即座に細胞分裂等を阻害する働きとして緊縮応答という反応があります。通常環境下でのシアノバクテリアにおける緊縮応答を制御する遺伝子の部分変異は光化学系?還元側を酸化的にすることが分かりました。そこで、本研究では通常環境下で緊縮応答はどのような方法と目的で光合成電子伝達へ影響を及ぼすのか解明をしていきます。
    研究室紹介
    多様な切り口からの光合成研究
    園池研究室では基本的に光合成に関することであれば、個々人で自由にテーマを選択することが可能です。そのため、研究室内では様々な切り口から光合成についての研究が行われています。一方で同じ光合成をテーマとして持っていても学生間で内容に距離はあることから、セミナーでは自分の研究内容を論理的に分かり易く伝える力を伸ばすことができます。
    ラボリーダーとして
    議論の盛んな研究室
    現在、研究室に所属している学生は14名ですが、そのうち半分は新たに配属されたB4となっています。そこで積極的に研究室内のコミュニケーションの機会を増やし、彼らが研究に悩んだ際に研究室内の誰にでも相談のできる空間を作ります。学生間のコミュニケーションの壁を完全に無くし、議論の盛んな研究室を目指したいと思います。
    自己PR
    多角的な視点から困難な挑戦を楽しむ
    私は、逆境に置かれると燃える性格をしているため、困難な挑戦を楽しんで取り組みます。また、物事に取り組む際には確実に成功するために多角的に考え様々なアプローチを用意します。このような性格を活かして、研究では客観的に全体を見て複数の側面から困難な挑戦にも取り組みたいと思います。
  • LAB AAA
    ガス管を点検する管内移動ロボットの研究
    研究内容
    近年,社会インフラ老朽化対策の重要性が叫ばれています.その中でガスインフラは,高度経済成長期に埋設された鋼鉄製のガス管が老朽化し経年管となり,検査技術の開発が求められています.そこでガス管内に進入し,管内を検査する管内移動ロボットを開発しています.ロボットのハードウェアのみならずソフトウェアの研究を通じて実用化を目指しています.
    研究室紹介
    ロボット技術の開発
    高西研究室では,ロボット技術の社会的な関心が高まっている中,現在7つの班に分かれてロボット技術の研究を行っております.ヒューマノイドロボットを用いて人間の仕組みを正しく理解すること,ロボットテクノロジー(RT)を様々な分野に応用させることを目的として研究を進めています.企業との連携による技術協力や製品化にも力を入れており,また海外の研究室との共同研究なども行っております.
    ラボリーダーとして
    研究室を楽しくできる学生に
    研究室内でのコミュニケーションを密にし,少しでも心地よく研究が進められるよな環境づくりを目指します.また,他研究室との交流や共同研究,技術提供なども積極的に行っていければ良いなと考えています.ラボリーダーとして,それぞれの研究の進度を把握・調整し,積極的に働きかけ,研究室全体をリードできるような学生になれるよう努力していきたいと思います.
    自己PR
    突き抜けたエンジニアへ
    ロボットは工学の総合格闘技です.幅広い知識は勿論,設計から製作まで把握しないと「本当に役に立つもの」は作れないと思います.研究においては,実際に使われるとどうなるのかを重視して実験を繰り返し,研究レベルに留まらないよう意識しています.また研究以外でも,ロボットベンチャー企業でアルバイトをしながら「本当に役に立つもの」を作るための武者修行に取り組んでいます.
  • LAB AAA
    Cytoplasmic streaming; a primitive function
    of myosin XI conserved in land plants
    研究内容
    植物細胞で観察される原形質流動は、ミオシンXIがアクチン繊維上を滑り運動することによって発生しています。陸上植物の進化による生体機能の複雑化に伴い、ミオシンXIの種類や機能も多様化してきました。そこで本研究では、植物ミオシンによる輸送システムの進化・多様化の意義を見いだすために、陸上植物に保存されてきたミオシンXIの最も原始的な機能を解析します。
    研究室紹介
    細胞内輸送から植物の成り立ちを理解
    動けない植物は,「原形質流動」という非常に活発な細胞内輸送システムを進化させてきました。原形質流動は細胞骨格(アクチン)の上をモータータンパク質(ミオシン)が運動することで発生し,様々な植物機能の制御に関与しているとされています。富永研究室では,細胞生物学・分子生物学・ライブイメージングなどにより,植物の細胞内輸送の仕組みを解明し、植物の成り立ちを“統合的”に理解することを目指しています。
    ラボリーダーとして
    研究活動を積極的に広報
    学術研究においては、どれくらい多くの人に認知され引用されたかが、その価値を表す重要な指標となります。そこで私はラボリーダーとして、積極的に学会や討論会に出席することで、自分だけでなく研究室全体の研究活動の認知度をあげたいと考えています。またこれらの活動で得た知見を、後輩達にインプットすることもラボリーダーの重要な役割だと意識しています。
    自己PR
    柔軟性を生かした応用力
    私は、フレームワークに捉われないユニークな発想をすることが得意です。常に柔軟な思考回路で物事を多角的に観察するよう意識しています。研究の場でも、常により画期的な手法やデータに隠された意義を、様々な点に着眼し模索しています。こうすることで培われた応用力を生かし、研究に新しい発想と価値を導入し、科学にイノベーションを起こせる存在でありたいと思います。
  • AAA
    コンピュータシミュレーションを用いた心臓弁に生じる
    応力の算出
    研究内容
    心臓弁手術の多様化に伴い,より有効性・安全性の評価が重要となっている.私はコンピュータシミュレーション(FEM法)を用いて心臓弁手術の安全性・有効性の評価を行い,より良い手術法の提案を出来るような研究を行っています.
    研究室紹介
    革新的非臨床試験
    医療機器の性能評価を行う上で動物実験に依存せず生体内環境を模擬した試験系を用いた生体外評価を行う事は,画一的なデータの取得,開発サイクルの短時間化,等の観点から重要かつ有効な手法である.岩崎研究室では様々な医療機器について生体外試験,及び評価法の開発を行っている.
    ラボリーダーとして
    学生の連携
    岩崎研究室での実験では実験の規模や専門性の観点から,チームで実験を行う事が多い.そのため学生の連携が重要である.そのため私は実験以外にも普段から学生間の協調を図るように努めたいと考えています.
    自己PR
    積極性
    私はラボリーダーとして積極的に後輩とのコミュニケーションを図るため,様々な企画を立てています.そのような積極性を持って,様々な実験にも参加し協調を図るように努めています.
  • LAB AAA
    トリ胚の遺伝子発現からみた脊椎動物脳発生プログラムの
    起源の解明
    研究内容
    哺乳類に特有である大脳新皮質は多様なニューロンから構成されており、個別の情報処理特性を担う領野ごとに高次な細胞構造の6層層構造を形成しています。領野においては同定されていますが、近年に明らかになった脳機能の局在性と相関があることが分かりました。本研究室では大脳新皮質の多様なニューロンにおける発生プログラムやネットワーク構築機構、高の機能構造の形成に焦点を当て、分子機構の解明を目指しています。
    研究室紹介
    大脳の高次機能構造の解明
    哺乳類に特有である大脳新皮質は多様なニューロンから構成されており、個別の情報処理特性を担う領野ごとに高次な細胞構造の6層構造を形成しています。領野においては過去に同定されていますが、近年に明らかになった脳機能の局在性と相関があることが分かりました。本研究室では大脳新皮質の多様なニューロンにおける発生プログラムやネットワーク構築機構、高次の機能構造の形成に焦点を当て、分子機構の解明を目指しています。
    ラボリーダーとして
    良い研究ができる研究室づくり
    この研究室は今年度で2年目になりました。それと同時に初めて研究室に次世代を担う人たちがやってきました。研究室の雰囲気は研究の質に直結し、また研究室の引継ぎは次世代の人によるところが多いと自分は考えています。つまり今年度で研究室の雰囲気が悪くなれば今後の研究の質の低下につながるので、そうならないためにも研究室の雰囲気をよくし、未来に良い研究ができるようにすることが自分の役割だと考えています。
    自己PR
    本当に興味を持った研究をする
    この研究室では主にマウスの大脳を使用した研究を行っていますが、私は鳥類の脳を使用した研究を行っています。よって自分だけ違う種を使用しているためかなり大変な時期もありました。しかしそれでも研究を続けられたのはその研究に対する強い興味があったからこそです。この興味をこれからの研究の原動力とし、周囲にとらわれない本当に研究したいことを追求していきたいです。
  • LAB AAA
    歯髄細胞の神経分化誘導と自由神経終末の作製
    研究内容
    私は老化に興味があります。老化は様々な原因によって引き起こされます。その1つが痛みです。そこで、痛みのメカニズムの解明のため、痛みを受容する場所である自由神経終末のモデル作製を目指しています。そのため、歯髄幹細胞の神経分化誘導を行っております。分化証明として、神経細胞特異的なタンパク質の発現だけでなく、神経科学的手法で機能も確認します。分化させた神経細胞と皮膚細胞を共に培養し、モデルを作製します。
    研究室紹介
    物理生物学の世界から生物を眺める
    生物は力、熱、電磁波といった物理量に支配されており、また、これらをうまく利用しているのもまた事実です。当研究室は生物と物理量との関係を強く意識しながら、生物を眺めていこうという物理生物学を根底があります。具体的な研究内容としては、酵素サイクリング法を組み合わせた超高感度ELISA法の開発、熱・放射線を考慮したスローエイジング研究、そして、無脊椎動物の学習記憶機構の研究の三本柱となっています。
    ラボリーダーとして
    みんなを支え、信頼してもらえる存在に
    我が伊藤研究室は異なる分野の研究がいくつも存在するのが特徴の1つとして挙げられます。そんな中で、どんな研究をしているかに関わらず、みんなをサポートしていきたいと考えております。そして、最終的には誰もが安心して頼ってくれるような存在になれるよう、努めてまいります。そのためにも、これまで以上に多くのことを勉強し、広く深い知識を身に付け、また、自分の研究にも一生懸命取り組み、成果を出していきたいです。
    自己PR
    努力し続ける
    コツコツと頑張れるところは私の強みだと考えております。残り1年のこの研究室の生活においてもとにかく全力で努力し続けようと思います。研究は難しいもので、上手くいかない時もあるかもしれません。そんな時でも諦めず、広い視野をもち、新しい方法を考えたり、他の人から意見をもらったりして、成功させるように努力し続けたいです。どんな時でも努力し続けることだけは怠らないようにしていきたいです。
  • LAB AAA
    アフリカツメガエルを用いたトロンボポエチンによる
    造血幹前駆細胞制御機構の解明
    研究内容
    血小板造血因子トロンボポエチンは血小板産生だけでなく,造血幹/前駆細胞の制御に関わるサイトカインです。これまでに,アフリカツメガエルの造血幹/前駆細胞は他の動物種と異なりトロンボポエチンを単独で加えた培養系で未分化な細胞を維持しながら,分化した細胞を同時に生み出すことがわかってきました。現在はこの培養系を用いてどのように造血幹細胞が増殖・分化していくのかを明らかにしようとしています。
    研究室紹介
    造血の分子制御機構解明
    多くの生物種に共通に存在する重要な細胞、血液細胞は「幹細胞」を共通の源にして毎日数千億個も造られ、そして破壊されます。造血機構の解明は、新たな医療に貢献するとともに、基礎生物学の視点においても大変興味深い研究対象です。どのような分子の作用により造血が制御されているのか?細胞の増殖と分化はどのような機構で調節されているのか?個体・細胞・遺伝子・蛋白質を解析対象にして、これらの課題に取り組んでいます。
    ラボリーダーとして
    議論の絶えない研究室づくりを
    研究を進める際、一人だけでは知識や解釈が偏り壁にぶつかってしまうため、仲間と議論し、知恵を出し合いながら実験を進めることが重要だと私は考えています。議論が盛んな環境作りのため、毎週行われる研究進捗を発表するゼミでは自ら率先して質問することで、意見の言いやすい雰囲気をつくりたいです。また先輩後輩関係なく自由に議論できる人間関係構築のため、積極的に飲み会を開催し仲間同士の絆を深めています。
    自己PR
    研究に「おもしろさ」を感じながら
    先行研究・関連研究を勉強していると、少しずつ自分の研究テーマの位置づけやおもしろさが分かってきます。この現象は、どのような仕組みでおきているのだろう?なぜカエルの役にたつのだろう?この研究には、どのような可能性があるのだろう?わくわくしながら考えていると、自然とモチベーションが上がってきます。実験は失敗が続いてなかなか進まないことが多いですが、その分、進展があったときの喜びはひとしおです。
  • AAA
    NIR-HSIを用いた潜在指掌紋の顕在化
    研究内容
    可視光を照射して励起させることで目視では確認しにくい残留指掌紋を非侵襲・非接触で顕在化させる研究を行っている。可視光を用いた顕在化法は従来法である粉末法・液体法・気体法が持つ。対象物に粉末や試薬を付着させるため現状復帰が困難である場合が多い。薬品によって残留指掌紋中に残存するDNA断片を汚染してしまう可能性があるといった欠点を克服することが期待されている。
    研究室紹介
    光の特性、分光学を応用
    本研究室では、量子物理学を基盤とした第一原理計算からの物質の諸性質をシミュレートする研究、10兆分の1秒という極めて短いパルス幅のレーザーを用いて半導体における電子のダイナミクスを1兆分の1秒という時間スケールで調べる研究、難病に対して非侵襲的すなわち生体になんら変化をもたらさないような新たな診断法を分光学を応用することによって探る研究、などを行っている。
    ラボリーダーとして
    研究室としての成果をまとめる
    現在、ラボリーダーとして行っている業務内容としては研究室内の研究活動の把握や学会発表のリストの整理などを行っています。今年度はラボリーダーとして上記の業務を継続しつつ現在行っている研究に留まることなく、過去の研究実績データなどにも目を向けて研究室としての成果をまとめていきたいと考えています。またそれ以外に研究を促進するような活動というのも行っていけたらと考えています。
    自己PR
    輪を大切に
    宗田研究室にはコアタイムがなく、学生は自分でスケジュールを決めて研究に励んでいます。そのため、研究室にいる時間は人によって異なってしまいます。このような状況下でも学生同士の交流が希薄化しないように、定期的に皆が集まれるような機会を主体的に設けています。今後も学生間でコミュニケーションを取りやすいような雰囲気づくりを心がけていきます。
  • LAB AAA
    分子動力学計算によるFo分子モーターの回転ブラウン運動
    解析
    研究内容
    Fo分子モーターは、回転する分子機械です。「機械」という言葉は、決定論的に動くと思わせます。しかし、分子機械はその小ささゆえに熱揺らぎの影響を大きく受け、むしろ確率的に動くと考えられています。実際に、Fo分子モーターでは熱揺らぎを利用し、非平衡条件下で一方向的な回転をするモデルが示唆されています。そこで、我々は計算機シミュレーションを用い、原子レベルの観測でFo分子モーターの回転機構を解明します。
    研究室紹介
    計算機実験による“分子機械”の解明
    蛋白質とは、生物がその機能を発揮できる最小単位の構造物と言えます。1分子で機能する、この巧妙に設計された蛋白質は、それ故“分子機械”とも呼ばれ、非常に効率の良いエネルギー変換マシンです。我々の研究室では計算機実験(コンピュータ・シミュレーション)という手法により、蛋白質の「構造・ダイナミクス・エネルギー」の同時観察を行い、物理の立場から“分子機械”の動作原理の解明を行っています。
    ラボリーダーとして
    木を見て森も見る
    研究対象を詳細に理解することは大事です。しかし、細部に気を取られ「木を見て森を見ず」になっては意味がありません。そこで高野研究室では、自身の研究がサイエンス全体の中でどのような位置付けにあるのかを理解する「木を見て森も見る」姿勢こそが重要だと考えています。これは研究に限った話ではありません。私は研究室のメンバー一人一人とのコミュニケーションを大事にし、それでいて研究室全体を俯瞰できるよう努めます。
    自己PR
    続ける大切さ
    研究では、自分の試みが成功することもあれば、失敗することもあります。努力がすぐに結果に結びつくとは限りませんが、何も行動しなければ前進することはありません。だから私は、どんな時でもコンスタントに続けていくことを意識しています。日々の積み重ねが、この先の成功につながることを信じて、一歩でも半歩でも前進できるように、努力しています。